Mathilda's monologue

Kitchen Moviegoreの独り言

「働き方改革」で1億人が大活躍できる!まずはTシャツになればいい話

▽「働き方改革」は「生き方改革」

2019年4月 働き方改革関連法施行

「働く」というのは、「生きること」に直結する。

言わば「生き方改革」と言っても過言ではない。

 

歴史を振り返ってみると、「享保の改革」「寛政の改革」「天保の改革」という、テストでは絶対に出ますよ的な改革があった。覚えてる?

 

この「働き方改革」は日本人の記憶に残る改革になるのだろうか?

日本人の「生き方」が変わる改革になるならそれはもう大改革してほしい。

いつまでたってもアップデートしない日本には、もう嫌気がさしている。

「亭主関白」「年功序列」からはじまり、母親の育児負担とか、とにかく風習とか慣例とかが好きだからさ、日本は。変化には臆病なのだ。

 

でも、そろそろ「生き方」を変えなきゃいけない。

 

▽「働き方改革」で1億人が大活躍

「働き方改革」は労働力を上げるための改革。

働く人が少ない、働いていても効率が悪い、これらをどうにかするための改革だ。

目指すゴールは1億人が社会で大活躍すこと。

ちょっと前に(2015年)女の人が活躍できるようにする法律ができて、今ごろ女の人は輝いてるはずだ。

 

日本は日本人が輝く社会を法律でどうにかしようとしている。

 

「働き方改革」では、

・辛い働き方はさせないように

・主婦は損しないで働けるように、いっぱい働いても控除が受けられるように

・いろんな働き方が選べるように、選んでも差がないようにしなきゃね

・働く人を増やす=子ども産んでね

ということを言っている。

 

具体的には、

・残業、ハラスメントやめて

・最低賃金1,000円

・社員じゃなくてもキャリアアップ

 

などなど。

これで1億人が大活躍できる…らしい。

でも、ちょっと待ってよ。これは最低限の労働環境の整備であって、その先にある1億人に活躍とは程遠いよ。

世の中はそんなレベルまで至ってないんだよ。

わたし個人でいえば、この法律が施行されたところで嬉しくもない。

 

f:id:Mathilda_1994:20190326231721j:plain

「働き方改革」は世の中が見えているのか?

 

:時給850円パート主婦

クリーニング屋さんは、パート時給850円の主婦がお店を開けてるって知ってる?

いつも人手が足りない。だって時給850円じゃ続かない。

控除が受けられる金額に抑えたい。1円単位で計算しながらシフトを決める。

パート仲間が頑張ってるのを見て見ぬ振りできないから、忙しい時間帯だけ入る。

2時間だけのためにお店に入る。いよいよもう入れなくなったら、サービス。

 

仕事への責任感も、1店舗を管理する能力も、クレームを対応する能力も、チーム力も、一人でお店に立つ根性も、そして母親として子どもを育てている母親力も主婦力も備えている人が、こんな働き方をしているなんて、加藤大臣は知っているのだろうか。

 

そして、そんなパートの能力と人柄に甘えてるクリーニング屋の社員。

パートで40代、次の仕事に移るのもためらわれる…その状況さえ味方にしてる。

この会社に「働き方改革」は極めて必要だとは思う。

 

また、控除が受けられる年収がひきあげられたことで、「働きたくても働けない」という状況改善するかもしれない。

 

「主婦OK」「お小遣い」などという募集をみるとても苛立つ。

もちろん、「主婦」もいろいろだ。

本当にお小遣い稼ぎでパートができればいい人。

子どもが頻繁に熱を出して、シフトがまったく読めない人。

そんな人は、「主婦OK」「お小遣い」で検索して応募すればいい。

仕事へのモチベーションもそこそこに、恵まれた職場で働けばいい。

そこはすでに改革されているのだろうから。

 

:正社員ワーキングママ

現在すでに正社員でパイオニア的に育休を取って、保活をして超難関保育園を確保して、にこれまた部署内初的に時短勤務をしている働くママは、もうすでに改革の恩恵はあるだろう。

 

兼業主婦の労働の問題は、どちらかというとメンタル的な問題の方が大きい。

簡単にいうと、自分がどこまで頑張れるか。

仕事が好きか、子どもへの罪悪感はどのくらいか、というようなところである。

改革の恩恵でいえば、夫の会社の働き方改革によって夫がどこまで家庭に比重を置くようになるかの影響の方が大きいように思う。

 

この兼業主婦、ワーママにおいてはおじいちゃんやおばあちゃんが近くにいるかどうかの自分自身だけではどうにもならない部分の影響の大きい。

 

その置かれた環境で、自分がどこまで仕事へのモチベーションを保ちながら家庭とも両立ができるか、踏ん張れるかは働き方改革もさることながら、ママの性格によるところが大きい。

 

このワーキングママは、極めて理性的で計画的な人が多い。高級住宅街に一軒家を建てて、子どもを私立に通わせる人も少なくない。二馬力で家計を成り立たせているのか、そもそも一馬力でも充分に生活できるのか定かではないが、キャリアを積むことの重要性は子どもを産む前から認識しているようだ。

だから、子どもが保育園に入れれば仕事を辞める選択肢はほぼなくなる。

 

:フルタイムパート

で、問題なのは働く意欲があるのに、発揮できる場所がない主婦だ。

 

時給1,000円のパートは頑張っても時給が上がることは、ほぼない。パート、バイトでも任せられる内容で、その先は長く勤めて経験を積みパートリーダーになったところで頭打ちである。

自分のモチベーションが上がるようなパート、つまり仕事が好きか、仕事先がステータスになる、人間関係が良いなど、それぞれの理由が必要だ。もしくは理由を考えるほどパートに何かを期待はせずに、とにかくプライベートに影響しないなど、割り切って仕事ができる人が長く続くし、自分の仕事に満足できる。

 

フルタイムのパートを選ぶ女の人は、仕事への意欲がある。

でもキャリアが積めなかった、もしくは積める環境ではないのである。

 

ここに差し伸べる手はないのだろうか。

「主婦が起業!」というと、起業したことがすごいのか、主婦がすごいのか、とにかく「主婦」と「起業」が組み合わさってとてつもないエネルギーを感じるフレーズになる。

それは「主婦」にそれほどのエネルギーがあることをみんな知らないからだ。

いろんな女の人がいる。「主婦」もいろいろなのだ。

 

その中でエネルギーのある人が活躍できないのは、改革しなければならない。

30代、40代って言ったら男なら働き盛りなのに、「主婦」は?

いい仕事するよ?

 

主婦が自分のやりたい仕事にチャレンジできる。しかも正社員で。

在宅と職場、どちらでも働きやすいように。

子どもを産む前の職種じゃなくてもいいよ。

キャリアを積める環境を。

 

でも、これって現実的じゃない。

会社にとったら、若いなら育てたい。若くないなら経験ほしい。

若くなくて、経験なくて、どう扱えばいいのかわからない人を雇いたくない。

 

▽Instagramで生き方が学べるのか?

資格もなく、キャリアも中断した主婦がどこでエネルギーを発散するか…「韓ドラ」ですよ。

いやいや、ちょっとマジで。

 

そろそろ「家庭科」のほかに、

「男学」「女学」を教科として取り入れたらいい。

あ、ジェンダーレスの時代だから何か違う表現がいいとは思うけど。

 

「生き方」の授業をやらなければいけないんじゃないかと思うんだよ。

その中には「心理学」や「パートナーの見つけ方」とか、「専業、兼業主婦の現実」とかを情報として与えておいたほうがいいと思うのよ。若いうちに。

お金の話や家庭の話はナイーブなんだけど、あえて話さなきゃいけないと思うんだよね。

 

学生のうちは世間が狭いから、生き方のモデルとしては女の人なら「お母さん」になる。それでいいっていう時代はもう終わったよね。

亭主関白と専業主婦の両親という家族のロールモデルはもう古いし、無くさなきゃいけないもの。

 

情報はたくさんあるのに、何も見えてこない。

Instagramは見せるための育児の楽しみ、見せるための夫婦のひとこま、見せるための家族写真で、実際には何にも教えてくれない。

InstagramやTwitterは「いま」だから、将来は検索しないだろう。

女子高生が「主婦」のInstagramは覗かないって話ね。

 

▽Tシャツで働き方改革できた

「働き方改革」も「いま」に焦点が当てられてるけど、それでいいのかな?

底上げ期間はもう終わり。

日本がどんだけレベルが低い職場環境なのかはよくわかった。

 

そんななか、三井住友銀行のTシャツOKのニュースは一筋の光が差した瞬間だった。

通勤がTシャツOKになっただけで浮き足立つ不思議。